2001年宇宙の旅

年宇宙の旅

Add: cukakah93 - Date: 2020-11-30 17:31:03 - Views: 7842 - Clicks: 8975

監督・製作/スタンリー・キューブリック 脚本/スタンリー・キューブリック、アーサー・C・クラーク 日本語吹替キャスト/ デヴィッド・ボーマン船長:キア・デュリア(堀勝之祐) フランク・プール:ゲイリー・ロックウッド(小川真司) ヘイウッド・R・フロイド博士:ウィリアム・シルベスター(小林昭二) HAL 9000(声):ダグラス・レイン(金内吉男). . 「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへいくのか」というフランスの画家ゴーギャンの傑作は、人類がいつの時代も普遍的にもっていた根源的な疑問でもある。端的に言って、『年宇宙の旅』というSFの大傑作はこの疑問にひとつの答えを与えた芸術作品だ。人間の発生起源を神に求めず、地球外生命体が地球によこしたモノリスに求める、というのはクラーク流のコペルニクス的転回である。 「人類は神に創られたのではない。モノリスに導かれたのである」という驚くほど簡潔な主張は言わずもがな、クラークとキューブリックの無神論観を土台にしている。町山智浩「〈映画の見方〉がわかる本」では無神論者としてのキューブリックの面白いエピソードが紹介されている。「また、『シャイニング』(80年)製作中に、原作者スティーブン・キングに電話で「君は神を信じているのか?」と質問し、キングが「当然だ」と答えると電話を切り、小説に描かれた神話的要素を映画から消し去ってキングを怒らせたことは有名だ。 「一神教は信じない」というキューブリックの神学・宗教への姿勢は、『年宇宙の旅』そのものを形作っていると言っても過言ではない。1960年代だった当時、技術面でのディフィカリティ(困難さ)が地球外生命体のその姿を映像にするのを妨げたが、ニーチェの思想を通じて、キューブリックのその姿勢は丁寧に表現された。『年宇宙の旅』のメインテーマ曲「ツァラトゥストラはかく語りき」は当然ニーチェの同名小説を暗喩している。『年宇宙の旅』の根底に流れているのはニーチェの「神は死んだ」というニヒリズムである。 地球外生命体の証拠となるモノリスの発見はカール・セーガンの言葉を借りると「地球の偉大なる降格」を象徴するものだ。紀元前5世紀ごろ、哲学者のデモクリトスは「この世界」以外に多くの「他の世界」があるという考えに至った。そして天動説から地動説へと移り変わり、神が居座る場所は宇宙の外へと追いやられ、これをカール・セーガンは「偉大なる降格」と呼んだ。『年宇宙の旅』はトマス・アクィナスが神学を説明するためのこじつけとして使用した科学以来、天動説から地動説へと転回していく中で、神の居場所がどんどんと外へ追い出されていく科学の象徴的な歴史を、さらに敷衍しているのである。. 当時、ある種の人たちは『年宇宙の旅』を見て、いつか人類は進化して、救世主になるという妄想をしていたわけです。 屋上で「ウー、ウー、ウー、ワー、ワー、ヤー」と言いながら手をあげて円盤を呼ぶような人たちです。. 年宇宙の旅の作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。スタンリー・キューブリック監督と原作者アーサ・c・クラークによる. 映像化作品 > 年宇宙の旅〔決定版〕 著訳者 > ア行 > イ > 伊藤 典夫 > 年宇宙の旅〔決定版〕 著訳者 > カ行 > ク > クラーク, アーサー・C > 年宇宙の旅〔決定版〕.

『年宇宙の旅』のタイトルシークエンスで使用されたフォントはで、を2oo(オー・オー)1として使用。 sf映画に登場した「未来的」フォントをマニアックに分析した本。まず最初に登場するのは当然のように『年宇宙の旅』。. 哲学的で深遠にして、同時に魅惑的。この伝説的な映画が、今秋甦ります。ライブ・オーケストラ・サウンド(生演奏)と. 『年宇宙の旅』、『年宇宙の旅』の続編に当たる。 クラークは本作の執筆について、当初は ガリレオ探査機 による 木星 系の観測結果を待つつもりだったが、 チャレンジャー号爆発事故 により計画の大幅な遅延が明らかになったために「待たない事. See full list on eigar.

SF映画の古典的名作と言われているスタンリー・キューブリック監督の「年宇宙の旅」ですが、とにかくストーリーが難解で、映画を見ただけでは「なじゃこりゃ」と感じた方も少なくないと思います。 特に要所要所で出てくるあの謎の黒い石版=モノリスは、その正体についても映画では. さて、それではさっそくこの映画に対する理解を深める方法を紹介していきましょう。 ぼくが見出した方法はただ一つ。 それは、 映画・小説・映画の3回、宇宙の旅に触れる、 という方法です。 つまり、映画を観てから小説を読み、そして映画に戻る、という方法です。 合計三回、「年宇宙の旅」という物語に触れることになります。 じつはこの映画は、長編小説を書きながら脚本をカタチにしていく、という方法で作られていきました。 2001年宇宙の旅 小説「年宇宙の旅」の冒頭で、 と、著者のアーサー・C・クラークさんが激白しています。 したがって、年宇宙の旅の物語をより理解したい、という方は小説を読めばいいのです。 しかし、はじめっから小説を読んでしまっては、この映画の醍醐味である、「観衆を混乱させる」要素を味わうことができません。 まずは映画を前知識なしで鑑賞し、絶望感に浸ったあとに小説で物語を再確認しましょう。 「だいたい、自分なりに理解できた!」 と感じたらもう一度映画のほうを鑑賞してみるのが一番。 小説を読む前と呼んだあとではだいぶ理解度が異なります。 どんなに単調なシーンだろうと、居眠りすることはありませんでした。 およそ2時間以上もの間、ドキドキし続けることができたのです。 ぜひ、年宇宙の旅を3度経験することをおすすめします。. 『年宇宙の旅』の種となったのは、アーサー・C・クラークが1951年に出版した『前哨(The Sentinel)』という短編だ。月で発見された謎の. 2001年宇宙の旅 映画ランキングの上位に食い込んでいる年宇宙の旅。 偶然、ぼくは宇宙に興味があったので鑑賞してみました。 しかし。 しかし、まったく訳がわからない。 眠い。 息遣い? が、画面黒いけど大丈夫?? えーージジイになった!? 今日はそんなぼくと同じ思いを抱いた方々のために、 「年宇宙の旅」を80%ぐらい理解する方法、 というタイトルで記事を書いてみました。 SF音痴のぼくでもこの映画の物語をおおまかに理解することができました。 年宇宙の旅病にかかっている方が記事を読んでくださるとうれしいです。. モノリス(直立石)が地球外生命体の確たる証拠として断ずるにふさわしいかどうか、これは作品中では殆ど触れられることがなかったが、科学的にはとてもこみいった重要な問題である。僕が敬愛する天文学者のカール・セーガンは”Life is the hypothesis of last resort. さて、次に、木星に近づいたデイブ・ボウマンが光の帯の中を通過するシーンについて考察を述べたいと思います。 5/18放送のやりすぎ都市伝説を見ていたら、Mr.

NASAの新しい宇宙服のデザインが『年宇宙の旅』. なお、元来の モノリス (英語の一般名詞 monolith )は、「ひとつの、または孤立した岩」という意味の ギリシャ語 から派生した ラテン語 に由来する普通名詞であり、石柱、記念碑、 オベリスク 等の人工物、および ウルル(エアーズロック. 月面に佇むモノリスは強力な信号を木星に向かって放っていた。木星探査の真の目的を知ったボーマンは、ついに木星の衛星軌道上で巨大なモノリスに遭遇する。そして次の瞬間、ボーマンは光の渦”スターゲート”に吸い込まれ、ホテルのような一室で目を覚ます。 ボーマンが通ったこのスターゲートは、モノリスを月面に置いた地球外生命体によって作られたものなのは明らかだ。ワームホールの説明を簡単にしよう。ワームホールとはトンネルのような通り道を持つ穴のことで、空間のある一点と他の一点を繋ぐ性質を持つ。イメージでいえばドラえもんのどこでもドアのようなものが一番近いだろう。紙に適当な位置に書いた点と点は、紙を折り曲げることで繋げることが出来る。この”折り曲げる”役割を担うのがワームホールだ。 ボーマンが吸い込まれたワームホール(スターゲート)の先にはあったのは不可解にも、地球のどんな大都市にでもありそうなホテルの一室であった。『年宇宙の旅』で最も「意味のわからない」「難しい」と評判のこのクライマックスシーンだが、一体ボーマンはどこへ連れて行かれたというのだろうか?小説版にはこのときのボーマンの”気づき”について、詳しく書かれている。 「なるほど、この受け入れ施設の成り立ちがわかった。彼を招き寄せたホストたちは、テレビ番組に基づいて地球人の暮らしを再構築したのだ。映画のセットのなかにいるような気がしたのは、文字どおり事実であったわけだ」 セットを用意した”彼ら”の目的はボーマンを進化させることにあった。人類の次なる存在、”スターチャイルド”への進化である。映画作品としての『年宇宙の旅』では、超越者としてのスターチャイルドの存在に、キューブリックの思想が重ねられていることがみてとれる。人間起源を神以外に求めた『年宇宙の旅』は、ニーチェと同じく神を否定している。「神は死んだ」のだ。生きる意味なんてものは永劫失われた。しかしそうした永劫回帰の無意味な人生を受け入れ、確立した思いで前へ進む人間を超克した存在──ニーチェが唱えた「超人」がまさにスターチャイルドそのものなのである。. 「年宇宙の旅」の続編にあたる「年」 「年宇宙の旅」の続編にあたる「年」。ディスカバリー号と行方不明になったボーマン船長の探索のために米ソが宇宙船を発射。. 『年宇宙の旅』の登場が後世へと与えた影響は、革命的と言えるほどのものです。この作品を模倣しようと思っても出来る訳もなく、というより真似る気すら起きないのではないでしょうか。これほどの作品は、もう二度と現れないのではないかという気さえします。 リドリー・スコット監督の『エイリアン』(1979)は諸にその影響を受けていたし、SFではないにも関わらず、テレンス・マリック監督による『ツリー・オブ・ライフ』()も明らかに本作を意識した作りになっていたりと、その他にも様々な映画へと波紋を広げていきました。 それほど伝説的ともいえるこの作品なのですが、その哲学的側面ゆえか難解なイメージがどうしても付きまとってしまいがちなのは否めないところ。観たことはあるが、意味が分からなかったという方も少なからずいらっしゃると思います。 そんな方は、アーサー・C・クラークの小説版を読んで頂くと良いかもしれません。「なぜHALは暴走したのか?」や「スターゲイト通過中のボーマンには一体何が起こっていたのか?」など、きっと数々の疑問に解決の糸口を見いだせるはずです。.

. だが、1968年に『年宇宙の旅』を観たこの2時間が、コンピューターのある未来のイメージを決定づけた。 わたしはそのイメージを長年もち. 今から400万年ほど前の地球。人類の祖先にあたるヒトザルたちは、飢えに苦しんでいました。そんな彼らの前に突如出現した謎の黒い石板“モノリス”。 恐れつつも興味をひかれたのか、その周りへと集まって来るヒトザルたち。やがてモノリスに触れた一匹のヒトザルに変化が表れ始めます。 それは、知性の目覚めでした。彼らは両手を自由に使うことを覚え、それはやがて道具を使うことへとつながっていきます。人類最初の道具、それは骨でした。 この骨という武器を手にしたヒトザルは、狩りに利用するばかりか、縄張り争いをしていた別のグループとの戦いにまで用いることになります。ついには相手のリーダーを殺し、人類としての最初の一歩を踏み出したのでした。 21世紀、科学技術の進歩の末、骨という道具が形を変え宇宙船にまで発展しました。月の開発が進む中、人類はその表面に奇妙なものを発見します。それは黒い石板、モノリスでした。調査を開始すべく月面での会議を招集。その道の権威であるフロイド博士も、急ぎ現地へと赴きます。 フロイド博士が月面に到着し、早速モノリスの下へ。その時、上空では太陽と月が一直線に並ぼうとしていました。そして太陽光がモノリスを照らした時、フロイド博士たちの頭の中に響く強烈な音と共に、信号が木星へ向けて発信されたのです。 かくして、デヴィッド・ボーマン、フランク・プール他数名による調査団が結成され、彼らを乗せた宇宙船ディスカバリー号が地球を旅立ちました。食料や空気を節約するため、ボーマンとプールの2名で船を管理し、他数名の科学技術者は冷凍睡眠状態のまま目的地へ赴くという体制で臨んでいました。. See full list on fansvoice. More 年宇宙の旅 images. (生命とは最終手段の仮定である)”と言った。生命の証拠となりうるモノが人類の手によって発見されたとしても、それが本当に地球外生命体の存在証明に繋がるかどうかは、ありとあらゆる可能性を先に吟味しなければならない。火星の表面を探査する無人火星探査車キュリオシティは年に、大気中のメタン濃度が著しく高い瞬間に遭遇した。メタン濃度がこのレベルで維持されるためには、メタンを放出する生命が存在する必要がある、という仮説が打ち出された。しかし火星に存在するカンラン石が二酸化炭素と水と反応し、メタンを放出するということが分かると、生命の存在を前提とする仮説は非生命的な仮説によって棄却された。スコラ哲学の根本原理として知られる”オッカムの剃刀”のように、生命のような複雑な機構を持つモノを仮定するよりも、非生命を前提にするようなシンプルな仮説の方が科学は好むのである。 ここでモノリスの発見が地球外生命体の証拠として断ずるにふさわしい理由を整理しよう。 小説版『年宇宙の旅』では発見に携わった科学者達の考えが詳しく書かれている。モノリスが生命存在の証拠になる理由は大きく分けて3つ。モノリスが強力な磁場を発生させていることと、モノリスが(厚さ)1:(幅)4:(高さ)9の完璧な整数比であること、そしておよそ300万年前に埋められたという地質学的な事実だ。科学者によって「ティコ磁気異常1号(TMA・1)」と呼び名がついたモノリスはその名の通り、「巨大なニッケル=鉄鉱石」よりも強力な磁場を発生させている。これはモノリス内部が超伝導体で出来ていて、強力な円電流が流れているという仮説しかその現象を説明できない。これだけでも明らかにモノリスは何かしらの”装置”なのだ。 モノリスの構造的な特徴についてみていくために、小説版から引用しよう。 「その各寸法を精密に測ったところ、ちょうど1対4対9──最初の3つの整数の自乗になったのだ。納得のいく説明は誰も出せなかったが、偶然の符号であるはずはなかった。なぜな.

地球外生命体が設置していったモノリス(スーパーコンピューターのようなもの)に触れたことで、知恵を授けられたヒトザルは、動物の骨が道具になることに気づきます。 はじめは、食糧となる動物を狩るために使用していたのですが、やがて同族の縄張り争いの武器に使うようになりました。 その中の一匹が、骨を天高く放り投げると、それがそのままグングン上昇して、宇宙船に変貌を遂げました。 初めて観た時、 「は? 何コレ? なんで骨が宇宙船に変身したの?」 と狐につままれたような気持ちになりました。 でも、この場面には、脚本のクラーク氏と、スタンリー・キューブリック監督の深い深いメッセージが込められているのです。. 町山智浩の映画塾!193<予習編>特集:アカデミー賞受賞作を語る年宇宙の旅※/2/18に公開された動画です★<復習. デイジー. 「なにものも光の速度を超えることは出来ない」 これはアインシュタインの特殊相対性理論が前提とする根本原理で、宇宙のどこにいようとこのルールを破ることは出来ない。光の速度は秒速約30万kmで、これは実感の湧きにくい数字だが、1秒で地球を7周半することができる速さだ。車のアクセルペダルを踏み、どこまでもどこまでも加速していけたとしても、速度計の針は30万kmで頭打ち、それ以上速くなることはないのだ。光の速度なんて速すぎて我々には関係ないじゃないかと思われるかもしれないが、この”スピードの制約”のおかげで、宇宙からみればちっぽけな太陽系に我々は閉じ込められてしまうのだ。太陽以外の最も近い星であるプロキシマ・ケンタウリですら距離にして4. 米ユタ州の砂漠で、金属製の異様な一枚板が立っているのが見つかった。映画「年宇宙の旅」に出てくるモノリスに似ていることもあって. still the ultimate trip. 『年宇宙の旅』は スタンリー・キューブリック監督 により、1968年に公開された SF映画の金字塔 。. 年宇宙の旅(1968)の映画情報。評価レビュー 1967件、映画館、動画予告編、ネタバレ感想、出演:ケア・デュリア 他。 アーサー・C・クラークの原作を基に、S・キューブリックが映像化したSF映画の金字塔。人類の夜明けから月面そして木星への旅を通し、謎の黒石板“モノリス”と知的.

【公開】 1968年(アメリカ) 【原題】 : A Space Odyssey 【監督】 スタンリー・キューブリック 【キャスト】 キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター、ダグラス・レイン、ダニエル・リクター、レナード・ロシター、マーガレット・タイザック、ロバート・ビーティ、ショーン・サリバン 【作品概要】 スタンリー・キューブリックがSF作家アーサー・C・クラークとタッグを組んで製作にあたった究極の宇宙SF。あまりにも抽象的で難解であることから、公開当初は多くの批判を浴びた。現在では再評価を受け、SFのオールタイム・ベストとしてのみならず、映画史全体としてのオールタイム・ベストとして名高い。 第41回アカデミー賞(1969年)特殊視覚効果賞受賞。監督賞(スタンリー・キューブリック)、脚本賞(スタンリー・キューブリック アーサー・C・クラーク)、美術賞ノミネート作品。. 『年宇宙の旅』の原作者として有名なアーサー・C・クラーク。ただ、この作品の製作過程における一風変わった点は、まず原作ありきで映画が作られたという訳ではないということにあります。 この映画の始まりは、クラークの『前哨』という短編をベースに、それを発展させる形で映画脚本と小説を同時に進めていったというものなのです。 ちなみにこの『前哨』という短編は、月に人工構造物を発見した人類を描いており、映画でいうとフロイド博士のシーンにあたるもの。たったこれだけのストーリーから、これほど壮大なオデッセイにまで発展させてしまった2人の想像/創造力の豊かさには驚きを禁じ得ません。 当初クラークの意向としては、先に小説版を出版するというものだったらしいのですが、紆余曲折を経て最終的にはキューブリックの方が先に映画を発表してしまうという結果に。 キューブリックらしいと言えばそれまでですが、彼のこういった独善的な性格ゆえか、その後もまた一緒に仕事をしようというキューブリックの誘いにクラークはあまり乗り気でなかったとか。 キューブリックの性質を表すエピソードをもう一つ。映画と小説とを比べてストーリーにそこまでの隔たりはない(大筋では)のですが、一点大きく違うのがディスカバリー号の目的地です。 映画でそれにあたるのは木星でしたが、小説でボーマンが向かったのは、土星の衛星の中の一つ“ヤペタス”。なんでも土星の環を上手く表現出来ないという理由から、木星へと変更されたそうです。中途半端なものをやるくらいならいっそのこと変えてしまえという、キューブリックの完璧主義者っぷりが良く表れています。 また、この作品のテーマが人類の進化であることは周知の事実だと思われますが、この進化論はクラークが『幼年期の終わり』(1953)ですでに示している(異なるプロセスではあるものの進化の到達点には共通点がある)ということは、あまり知られていないことかもしれません。 アーサー・C・クラークという人物が、作家である前に数々の予言を的中させてきた本物の科学者であるといった点から考えると、ぶっ飛んでいるとも言える内容が途端に信憑性を帯びてくるのですから不思議なものです。 さて、肝心の中身について見ていきましょう。この作品において最も重要な点は、冒頭における骨が宇宙船に変わるというほんの一瞬のシークエンスで、人類の歴. ウェルズの『宇宙戦争』に出てくるタコ型火星人のような宇宙人だろうか?それとも”人”という概念を離れて、『ソラリス』のような「海」のようなものだろうか?グレゴリイ・ベンフォードの「磁気生命」のようなものだろうか?数々のSF作品が数々の独特な宇宙人像を表現してきたが、『年宇宙の旅』ではついにその明確な姿を現すことはなかった。 つまるところ人間よりも進化した存在である”彼ら”に実体なんてものはないのだ。高度に発達した科学技術は”精神”にまで介入する。質量、重さ、というしがらみがある限り、特殊相対論による鎖から離れることはできない。質量をもったいかなるものは光の速度を超えられないのだ。 この”しがらみ”から脱する方法がひとつある。実体を捨てることだ。肉体を完全に捨て去り、精神のみが生命を形作るものとなればよいのだ。無形な生命体はやがて4次元時空を超越し、さらなる世界へと進出していく──『年宇宙の旅』において彼ら”は姿を現さなかったのではない。姿そのものをとうの昔に捨てていたのである。. 『年宇宙の旅』(ねん うちゅうのたび、原題:: Odyssey Two)は、アーサー・C・クラークが1982年1月に発表したSF小説。 クラークが小説版を執筆し、 スタンリー・キューブリック が映画版を監督・脚本した『 年宇宙の旅 』(原題: : A Space.

See full list on kan-raku. 1 2,804個の評価. ” -Danny Peary, ALTERNATE OSCARS®人間 vs. まずは、そもそもどんな物語なのか。 いつもならキネマ旬報のあらすじを引用するところなのですが、これが収集つかないくらい長くなっているんですよ。 しかも読んでもよく分からない・・・。 分からないのでストレスにしかなりません。.

Blu-ray ¥3,954 ¥3,954 ¥6,589 ¥6,589. この記事を書いていて、より一層謎が深まったような気がします笑 もしかしたら、 のように4回物語に触れたほうがいいのかもしれませんね。 映画だけを鑑賞してこの作品が嫌いになった、という方はぜひ小説のほうも読んでみてください。 きっと何か新しい発見がみつかるはずです。 それでは! Ken. More 年宇宙の旅 videos. 『年宇宙の旅』(にせんいちねん うちゅうのたび, : A Space Odyssey)は、アーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリックがアイデアを出しあってまとめたストーリーに基いて製作されたSF映画および小説である。. その他にも謎はたくさんあるのですが、後日、有名な映画解説者の町山智浩氏の映画塾をYou Tubeで見たら、年宇宙の旅の謎が、あますところなく全解明されていました。 キューブリック監督のインタビュー、一般人が知らない製作秘話や、背景となっている科学的理論など、全て知った上で説明されています。 ですから解釈の一つではなく、完全に解答でした。.

, 典夫, 伊藤の決定版 年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)。アマゾンならポイント還元本が多数。. ワーナー・ブラザース テレビジョン&ホームエンターテイメントは、「年宇宙の旅」の4K Ultra HD Blu-rayを11月21日に発売する。HDデジタル. 都市伝説・関氏の話が「年宇宙の旅」そのものだと気づいたのです。 放送内容はこちらのサイトに要約されています。 あくまで都市伝説ですから、これが事実かどうかという話ではなく、「年宇宙の旅」で描かれていた意味不明な描写は、こういうことだったのではないかという話です。. See full list on cinemarche. 映画版では 1992年 1月12日 (クラークによる小説版では 1997年 同日)、 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 のある イリノイ州 アーバナ のHAL研究所("HAL Laboratories"、小説の邦訳では「HAL工場」)にて、同型機の3号機として稼動状態に入ったとされている。.

なにはともあれ、映画史に残る不朽の名作をまだご覧になっていない方は、ぜひ一度、最後まで見ていただきたいと思います。 冒頭が分かれば、かなり入りやすくなると思います。 今なら、動画配信サービスのAmazonプライムとdTVで無料で鑑賞できます。 無料というのは、1ヶ月お試し期間があるからです。 1ヶ月以内に解約すれば、本当に無料なので、オススメですよ。. 年宇宙の旅 Blu-ray キア・デュリア (出演), ゲイリー・ロックウッド (出演), スタンリー・キューブリック (監督) & 0 その他 形式: Blu-ray 5つ星のうち4. 年に宇宙からの旅? 米の砂漠に立つ謎の金属柱社会や経済をうまく回すヒント ――進化生物学を知るための10冊高山羽根子さんが読んできた本たち 作家の読書道(第221回). クラーク, Clark, Arthur C.

An der schonen Blauen Donau - Johann Strauss II 美しく青きドナウ - 年宇宙の旅 Stanley Kubrick - : A SPACE ODYSSEY この動画、前半部分は退屈だったかな?町山. デイジー. 年宇宙の旅 日本語吹替音声追加収録版 4K ULTRA HD& Blu-ray (3枚組) 5つ星のうち4. デヴィッド・ボーマン:堀勝之祐 HAL9000:金内吉男(木下浩之)追加収録版 日曜洋画劇場の日本語吹き替えをBDで出して. では、ストーリーがつかめたという前提で、冒頭の有名なシーンの謎解きをしたいと思います。 人類の祖先であるヒトザルが動物の骨を空高く投げると、それがそのまま宇宙船になるというシーンです。 この描写に込められたメタファーを読み解いてみました。 一体、キューブリック監督は何を言わんとしているのか。.

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